第0相 | 生前相 | 私たちが普段目にするのは、まだ生きている体の状態です。肌に血色があり、内臓や骨格もきちんと機能しています。生きている間の体の美しさや活力を表す状態を「生前相(せいぜんそう)」と呼びます。 | | | | | |
第一相 | 脹相 | 死体は時間が経つとガスが溜まり、全体が膨らみます。まるで風船みたいに膨らむこの状態を「脹相(ちょうそう)」と呼びます。 | | | | | |
第二相 | 壊相 | 膨らんだ体が壊れていきます。皮膚が裂けたり、肉が崩れたりして、次第に形が変わる状態を「壊相(えそう)」と言います。 | | | | | |
第三相 | 血塗相 | 体の裂け目から血が流れ出し、地面や周囲に広がります。この血だらけの状態を「血塗相(けちずそう)」と呼びます。 | | | | | |
第四相 | 膿爛相 | 体が溶け始め、膿が流れ出す状態です。まるでロウソクが溶けるように崩れていく様子を「膿爛相(のうらんそう)」と言います。 | | | | | |
第五相 | 青瘀相 | 体が腐敗して青黒く変色していきます。この青黒い状態を「青瘀相(しょうおそう)」と呼びます。 | | | | | |
第六相 | 噉相 | 死体が動物たちに食べられていきます。キツネやオオカミ、トビなどが肉片を奪い合い、引き裂かれて散らばる様子を指します。 | | | | | |
第七相 | 散相 | 体がバラバラになり、頭や手が元の位置から離れてしまいます。内臓も散らばって元には戻りません。これを散相といいます。 | | | | | |
第八相 | 骨相 | 骨だけが残った状態です。一部の骨は脂がついていることもあり、他の骨は真っ白できれいな状態です。場合によっては骨がまとまっていることも、散らばっていることもあります。 | | | | | |
第九相 | 焼相 | 焼かれて灰や燃え尽きた骨だけが残ります。これを焼相と呼びます。 | | | | | |