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蜻蛉
浮舟の失踪に気づいた宇治の女房たちは投水自殺と覚り、世間体を恐れて遺骸のないまま密かに荼毘に付して葬儀を済ませる。訃報を聞いた薫と匂宮はそれぞれ狂乱し悲嘆に暮れる。薫は四十九日法要を手厚く営むが、やがて夏、匂宮の妻・女一の宮の涼やかな美しさに惹かれ、空虚な心に蜻蛉のように儚い命の無常を感じる。
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