野分

のわき
帖: 二十八巻立: 36歳8月主な人物: 源氏

激しい野分(台風)が都と六条院を襲う。翌朝、各殿舎を見舞いに回った夕霧は、風に吹き上げられた御簾の隙間から義母・紫の上の神々しい美貌を偶然垣間見て衝撃を受ける。さらに玉鬘の部屋で父・源氏が親密にじゃれ合っている姿を目撃し、父子の不審な関係に疑念を深める。夕霧の心は紫の上の面影と雲居の雁への恋慕の間で激しく揺れ動く。

場面

  1. 1夕霧、野分の風に吹き上げられた御簾を押さえる女房たちを見て微笑む紫の上を垣間見る。
  2. 2野分の翌朝、夕霧は父の使いで秋好中宮を訪問。女童たちが朝霧の庭に下りて虫籠に露を含ませるところを覗き見る。
  3. 3源氏、明るい朝の光の中で玉鬘を引き寄せ戯れる。夕霧はこれを見て驚く。
  4. 4夕霧、明石の姫君のもとで、女房に料紙をもらい雲居雁へ手紙を書く。
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