須磨

すま
帖: 十二巻立: 26歳3月-27歳3月主な人物: 源氏

右大臣派の弾劾を察知した源氏は、公式の配流処分を受ける前に自ら須磨への退去を決断する。二条院の紫の上と涙ながらに別れを告げ、父帝の山陵や左大臣邸を密かに訪れて京を発つ。寂寥たる須磨の浦で従者らと侘住まいを送り、頭中将の見舞いを受ける。翌年の上巳の祓の日に激しい嵐と雷雨に見舞われ、須磨の館が被災する中で源氏は神仏に祈りを捧げる。

場面

  1. 1源氏、暇乞いのためひそかに左大臣邸を訪れ、夕霧を膝に載せて涙する。左大臣も渡ってくる。
  2. 2左大臣邸の女房、中納言の君のもとで一泊した源氏、帰りぎわに勾欄によって桜を眺める。中納言の君、妻戸を開けて見送る。
  3. 3流謫の源氏、須磨の秋の夜に一人琴を弾き謡う。惟光ら、目覚めて都を偲んですすり泣く。
  4. 4源氏、海の見える廊に出て、 沖行く舟や雁の列を眺める。
  5. 5雪の降る日、源氏七弦琴を弾き、良清に歌わせ、 惟光に笛を吹かせて遊ぶ。
  6. 6春となり、都の桜を偲ぶ源氏のもとを頭中将が見舞う。竹を編んだ垣を巡らせた唐風の山荘のようす。
  7. 7頭中将と源氏、ともに山荘の馬が稲を喰うさまを珍しく眺める。
  8. 8三月朔日上巳の日、源氏、浜で御禊、天変突発して暴風雨となる。
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