末摘花

すゑつむはな
帖: 六巻立: 18歳春-19歳正月主な人物: 源氏

亡き常陸宮の遺児が荒れ果てた邸で孤独に暮らしていると聞き、好奇心を抱いた源氏と頭中将は競って言い寄る。源氏が先んじて契りを結ぶが、後朝の雪の朝に改めて見た彼女は、座高が高く痩せ細り、紅花で染めたように鼻先が赤く垂れ下がった不器量な姫君(末摘花)であった。幻滅しながらも、その誠実で古風な人柄を見捨てられない源氏は、以後も終生援助を続ける。

場面

  1. 1月の明るい夜、源氏、常陸宮邸を訪ね、命婦の手引きで姫君 (末摘花)の琴を聞く。庭前に紅梅。
  2. 2源氏、 常陸宮邸に忍ぶと、身をやつした姿ですでに来ていた頭中将を見いだす。邸内では末摘花、琴を弾く。
  3. 3二人は、一つ車で左大臣邸へ向かう。源氏、車の中で笛を吹く。
  4. 4冬の夜、末摘花邸を訪ねた源氏が格子を叩くと、女房が灯をとって迎え入れる。
  5. 5源氏、常陸宮邸の橘の木の雪を随身に払わせる。
  6. 6源氏、二条院に戻り、紫の君と絵を描き、さらに自分の鼻に紅を塗ってみて紫の君を驚かせる。
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