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空蝉
夏の夕暮れ、小君の手引きで再び紀伊守邸に忍び込んだ源氏は、空蝉と義理の娘・軒端荻が碁を打つ姿を垣間見る。夜になって源氏が寝所に忍び寄ると、気配を察した空蝉は薄衣一枚を残して脱ぎ捨て逃げ去る。源氏は残された軒端荻と一夜を共にするが、心は逃げた空蝉を忘れられず、脱ぎ捨てられた蝉の抜け殻のような薄衣を抱いて去る。
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