若紫

わかむらさき
: 巻立: 18歳3月-冬主な人物: 源氏

翌年の春、傷心の源氏は病気の加療のため北山に赴き、そこで祖母の尼君とともに住まう美貌の幼女を見かける。藤壺の姪にあたる彼女に源氏は執心し、引き取って手元で育てたいと申し入れるが尼君は応じない。夏、藤壺が病気のため宿下りする。源氏は二度目の密会を行い、直後に彼女の妊娠が発覚する。冬、源氏は北山の幼女を半ば拐うようにして手元に引き取る。若紫と呼ばれる彼女こそ、のちの紫の上である。

場面

  1. 1源氏、加持祈禱の暇々に、散策しながら景色を眺め、諸国の名勝や明石の入道の娘の話など、供人たちが語るのを聞いた。
  2. 2源氏、北山の僧都の坊で、逃げた雀を追って縁先に出た美少女(紫の上)を垣間見る。
  3. 3源氏、一夜尼君の兄の僧都の坊を訪ね、少女の素性を聞く。庭には遣水を引き篝火をともして趣き深いようす。
  4. 4源氏、物思いに悩み眠れぬ。滝の音も強くなったように聞こえる。
  5. 5左大臣の子息ら、源氏の迎えに来、僧都源氏とともに桜散る山中で酒宴、合奏。
  6. 6帰京した尼君を見舞った源氏の声を聞きつけ、紫の君が尼君に会うようにと騒ぐのを女房らたしなめる。
  7. 7尼君亡きあと、源氏は紫の君を訪ね、人見知りする少女を引き寄せ膝の上に休ませようとする。
  8. 8源氏、二条院に引き取った紫の君とともに手習いや雛遊びをして過ごす。

源氏物語「若紫」を描いた絵巻

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