若菜上

わかなじゃう
帖: 三十四巻立: 39歳冬-41歳3月主な人物: 源氏

朱雀院は出家に際し、最愛の末娘・女三の宮の行く末を案じて源氏への降嫁を懇請する。紫の上の胸中を慮り苦悩しながらも源氏は正妻格として迎え入れる。四十の賀を祝う宴が華やかに続く中、六条院の蹴鞠の日に唐猫が引き開けた御簾の隙間から、柏木が女三の宮の姿を垣間見てしまい、激しい恋情に取り憑かれる。

場面

  1. 1源氏の四十の賀を玉、心を尽くして用意し祝う。 若菜を奉る席に玉髪の若君も同伴、歌を交わす。
  2. 2女三の宮降嫁後、紫の上楽しまず。 硯を引き寄せて歌を詠む。 源氏当惑してより臥す。
  3. 3雪の早朝、女三の宮のもとより紫の上のもとに帰った源氏、閉められた格子を叩くが、女房たちは気付いてもしばらく開けない。
  4. 4雪の朝、源氏、梅の枝に文をつけて女三の宮のもとに贈る。端近で雪を見る源氏、梅には鶯、奥に紫の上。
  5. 5源氏、朧月夜の邸を早朝に立ち出る。 藤の花が盛りの庭に網代車を寄せる。
  6. 6十月、源氏の四十の賀に、紫の上は嵯峨御堂で薬師仏を供養、ついで二条院で盛大な賀宴を催す。その夜、楽人たちが褒美の白い衣を肩に掛けて、池畔を帰っていく。
  7. 7桜の下で蹴鞠に興じる貴公子たちを見ていた女三の宮、猫が偶然に引き開けた御簾の隙間より柏木にその姿を見られる。
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