蓬生

よもぎふ
帖: 十五巻立: 28歳秋-29歳4月主な人物: 源氏

源氏が須磨に隠棲していた間、末摘花は召使いたちが去り荒廃していく常陸宮邸で、叔母からの筑紫下向の誘いを断り頑なに源氏の帰りを待ち続けていた。帰京の翌年春、花散里を訪ねる途中で雑草が生い茂る廃邸に気づいた源氏は、それが末摘花の住まいであることを思い出す。長年の変わらぬ一途な純情に打たれた源氏は手厚い支援を施し、後に二条東院へ引き取る。

場面

  1. 1末摘花邸荒廃する。
  2. 2荒れ果てた邸内で、困窮した暮しを続ける末摘花、かぐや姫物語などを絵に描いたものなど引き出してみて無聊を慰める。
  3. 3末摘花の伯母、筑紫下向に際して末摘花を伴おうと荒れた邸を訪れ、わずかに格子の開いている南面に無作法に車を寄せる。
  4. 4源氏、花散里訪問の途上、松に藤のかかる荒廃した末摘花邸に気付き、惟光にようすをうかがわせる。
  5. 5末摘花邸の蓬の生い茂る庭を、惟光に露を払わせながら源氏進む。
  6. 6末摘花と再会した源氏、松(待つ)にことよせて歌を詠み、慰める。

源氏物語「蓬生」を描いた絵巻

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